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家庭菜園

メロン栽培と作型

メロンの生育特性

メロンは根の酸素要求度が高い作物なので、通気性と排水性をきかします。メロンの雌花は、子づる、孫づるの第1節に着生します。

品種群

ネット型ハウスメロンには温室メロンのアールス系を用いたアールスナイトの早春晩秋系、夏系2号、春秋系があります。
ノーネット型ハウスメロンにはハネジュー系で中~大果のホームランスター、アリスがあり、露地トンネル栽培にも用いられます。
ネット型露地メロンには育成系のアムス、マルセイユ、アンデスがあります。
ノーネット型露地メロンにはマクワ系で小~中果のプリンスメロン、ニューメロン、アリス、エリザベスがあります。

仕立て方と整枝法

ネット型ハウスメロンの立作りでは、1本仕立ての1果どりにします。着果枝節位は12~14節で、この3花で人工授粉またはミツバチ交配します。着果枝以外のつるは早めに摘除します。着果枝は授粉時に2葉残して摘芯します。親づるは25節目で摘芯しますが、遊びづるを3本ほどつけます。
ネット型露地メロンの這作りでは、本葉3枚で摘芯し、子づる2本仕立ての5~6果どりにします。着果枝節位は9~12節で交配はミツバチを利用します。2~3果を連続着果させ、果実が鶏卵大になった時に形状の悪いものは摘果します。着果した孫づるは2葉を残して摘芯し、着果枝節位以降は孫づるの1葉を残して摘芯します。
通常、子づるは約25節で摘芯しますが、後期の草勢維持のため、先端部の1~2本の孫づるは放任にします。

仕立て方と整枝法
ネット型ハウスメロンの潅水の目安

灌水は午前中に行います。定植から活着までは十分に潅水します。活着から着果までは極端な乾燥にならない程度の灌水量にとどめ、着果を優先します。併せて根を深く張らせます。
 肥大初期(着果~着果後10日)は多めに管理し果実の縦肥大を促します。
 果実硬化期(着果後11日~18日)は縦ネットの発生が始まる頃で、灌水量を減らします。
 肥大後期(横ネット発生~ネット完了)は果実の横肥大とネットの発現を促すために十分な潅水をします。
 糖度上昇期(着果後30日頃~)は徐々に灌水量を減らし、水切りを行います。

ネットメロンの土壌水分管理の目安
基本作型の特徴

ハウス作型では、日射の強い夏季に、果面の変色を防ぎ、ネットの発生を助けるための袋掛けをします。玉つり後2週間目に新聞紙で袋掛けします。
露地作型では、トンネル被覆をします。保温、防風のほかに、降雨による落花と病害発生の予防にします。着果した果実が雨に当たらないように、トンネルの中に寄せます。 メロンの作型

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