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JA加賀について

管内の概況


立地条件

1.位置

管内は石川県の最西端に位置する加賀市からなり、東方は小松市、西南方は福井県に接し、北西は日本海に面している。南方には白山山系を望み、大日山・富士写ヶ岳に発する大聖寺川、動橋川は農業用水・工業用水として管内の産業発展に重要な役割を果たしている。

2.自然条件

管内の地形は、南部が山地(標高100〜500m)、中央部が平坦低地(0〜15m)、北部海岸沿いは丘陵地(15m〜100m)で形成されている。地質は、山間部が第3紀層に属する火山岩地帯、平坦部は第4紀層に属する沖積層で、海岸丘陵地は第4紀洪積層である。気象は年平均気温13〜14℃、年間降水量2,657mm、日照時間は1,782時間となっている。

3.社会的経済状況

加賀市の中心部には国道8号線とJR北陸本線が、西部から中央へは国道305号線が走っている。JR北陸本線では加賀温泉、大聖寺、動橋の3駅が、北陸自動車道では片山津、加賀両インターを有し、また小松空港まで30分の圏内にあり、交通の便は非常に良い。

また管内は、加賀温泉郷をはじめ越前加賀海岸国定公園、県立自然公園、片野鴨池(ラムサール条約登録年1993年)、県民の森など自然環境に恵まれ、観光産業地域としても発展している。


農業の現状

管内の農業は、地形・地質等から経営形態が3つに地帯区分される。中央平坦部は昭和40年頃からの土地改良事業により大型圃場に整備され(30a以上の区画整備率98%)、近代的な稲作経営地帯を形成し、近年は生産調整による、麦・大豆の団地化、ブロッコリー・かぼちゃ等の野菜栽培が積極的に導入されている。

海岸丘陵地は古くから野菜・果樹の産地で、水稲+野菜・果樹(梨、ぶどう)の複合経営や果樹専作地帯では観光農業への取組みもみられる。また、旧山中町を中心とする中山間の稲作地帯は、農産加工や自然薯栽培に取組むなど活性化を図っている。