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市場の需要に向けて試験栽培

2022年09月27日


8月24日、当JA管内にて試験的に栽培された「ミニネギ」の出荷が始まりました。初日は69キロが持ち込まれ、生産者・当JAのTAC担当者が一本一本品質を確かめていきました。

試験栽培は、JA全農営農戦略室・県央農林津幡事務所協力のもと行われました。ミニネギが県内で栽培されることは少なく、販売先の金沢市場でも珍しい取り組みです。

今回栽培したミニネギはTSX025という品種で、株式会社KNOWCH(カブシキガイシャ ノウチ)が、津幡町中山間地にある0.5アールの圃場で栽培。中山間地では雪解けが遅く、土が乾くまで時間がかかるため定植時期が遅れますが、今回の品種であれば、生育期間が短いため早く収穫することが出来ます。また、ネギを栽培するには圃場の排水性が重要。同法人では地面に弾丸(だんがん)暗渠(あんきょ)という排水路を組み込み、排水性の向上を図りました。

需要が最も高いのは8月下旬から9月下旬。水稲と園芸品目を複合経営する農家が、稲の刈取り作業を始めるため、全体的な出荷量が減少し、需要が高まります。市場の需要に合わせた出荷により、農業者の所得増大につなげる考えです。今回出荷されたミニネギは県内スーパーで販売されます。
 

写真:品質を確かめる生産者

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