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養蚕復活プロジェクト

2020年10月13日



石川県立津幡高等学校の園芸系列2年生は、9月11日に「総合園芸」授業の一環として、養蚕活動の蚕の飼育を始めました。

同校は、大正13年に河北農蚕学校として設立し、創立百周年に向けて7年前に蚕の飼育を行う養蚕復活プロジェクトを立ち上げました。蚕の食料となる桑の栽培は、現在は約700本まで繁殖し、桑の葉の収穫作業では、生徒は上から4枚目の柔らかい綺麗な桑の葉を摘み取り収穫ました。

収穫後、生徒らは6班に分かれて収穫した桑の葉を綺麗に洗い、生まれたばかりの蚕の幼虫に桑の葉を与える「掃立(はきた)て」を体験し、餌やりの方法を学びました。卵から生まれたての小さな蚕を飼育するには、葉を細か刻んで与える必要があるため、包丁で細かく刻み、体長1~2ミリの蚕の幼虫が入った箱に、柔らかい桑の葉を散らしながら蚕に与えました。

生徒は「蚕はとても繊細な生き物。しっかり管理して育てたい」と話しました。今後も、蚕の成長を観察するとともに、養蚕事業の様々な可能性について学びます。

 

【写真上】桑の葉を収穫する生徒

【写真下】生まれたばかりの蚕に桑の葉を与える生徒

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