美しい小菊カボチャ 出荷始まる
2020年09月18日
高松小菊南瓜生産組合は7月3日、小菊カボチャの出荷を始めました。当JA高松集出荷場に2軒の農家が収穫した小菊カボチャ480キロが持ち込まれ、当JA検査員によって果形・着色・傷果など検査されました。今年は好天が続いたことで、色、ツヤ、形ともに良好。
栽培は昭和54年から始まり、当時は30軒以上が栽培していましたが、生産者の高齢化が進み、現在は2軒の農家が約30アールの圃場を栽培しています。
同組合の小菊カボチャは、すべて手作業で行う吊り下げ栽培という独特の手法で栽培しており、パイプハウスにぶら下げることで果実の下半分にも日が当たり、全体が鮮やかな濃緑に仕上がります。普通のカボチャに比べ直径が15センチ前後と小ぶりで、見た目が菊の花に似ていることから、「小菊南瓜」と名付けられています。また、上品な甘さ、しっかりとした肉質で煮崩れがしにくいこと、そして見た目が美しいことから割烹や京料理に需要が多いです。
【写真】収穫する西隆一組合長