高松ぶどう栽培100周年

2019年03月13日

石川県かほく市を産地とする「高松ぶどう」の栽培100周年記念式典が2月9日に開催され、参加者約170人が一層の飛躍を期しました。

かほく市立高松中学校による吹奏楽部の演奏、「高松ぶどう」の学習発表で開幕しました。

高松ぶどう生産組合の大田昇組合長が「今後も一致団結していきたい」とあいさつ。

谷本正憲石川県知事、油野和一郎かほく市長、当ＪＡの井上信一代表理事組合長らが祝辞を述べ、「高松ぶどう」で作った果肉入りリキュールで乾杯しました。

しばらくの歓談後、記念事業実行委員の中川真さんと山田修也さん、県産ブドウ・ルビーロマン研究会副会長の竹田尋平さんの3人の決意表明の後、生産者で頑張ろうと三唱しました。

「高松ぶどう」は1919年、金沢のレンコン農家、市村栄次郎氏が旧高松町の水はけ良好な砂丘地に着目。移住し「デラウエア」を栽培したのが始まり。組合員は200人を超えた時期もありましたが、現在は60人。ＪＡ石川かほくからの一昨年の出荷は「デラウエア」が県内最多の85・5トン、「ルビーロマン」が同3位の4・7トン、総額1億2500万円に上ります。

また、式典では市村栄次郎氏の孫の市村栄宗さんが、産地と農業の発展に向け、寄付金を油野市長に贈りました。