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H29.8.30 幻の紫インゲン「いけなら紫」商品化

2017年09月11日



当JAと生産者などでつくる「いけなら紫振興プロジェクト」は8月30日、特産化に取り組んでいる紫色のインゲン豆「いけなら紫」を使った新商品を津幡町文化会館シグナスで発表しました。新商品は、豆の形をそのまま生かした“甘納豆”、いって粉末状にした「いけなら紫」を練り込んだ“細うどん”と“チョコサンド”。

「いけなら紫」は津幡町の中山間地で古くから自家用に細々と栽培されてきたインゲン豆の一種。直径約5mmで鮮やかな紫色と皮が薄く、ホクホクとした食感が特徴です。

2010年に行った調査の結果、現在、流通しているインゲン豆の品種に該当するものがない希少種であることがわかり、同町池ケ原地区で栽培されていたインゲン豆の中から品質が優れたものを選び、池ヶ原の俗称「いけなら」から「いけなら紫」と名付けられました。当初は80粒の種子を4人の女性と増殖させることからスタートしました。

2014年から、いしかわ里山創生ファンド事業(現在の振興ファンド事業)を活用し、生産拡大と商品開発に取り組んできました。

「いけなら紫」は、夏まきのインゲン豆。暑さに弱く、秋冷が早い中山間地域での栽培が適していますが、収穫時期が10月下旬~11月下旬となるため、長雨や降雹などの影響を受けやすいです。近年はハウスや雨よけ栽培の導入を進め、収量や品質の安定を図っています。いずれもJAグリーンかほくのほか、河北郡市内のAコープ、金沢駅構内のAガイヤなどで販売予定です。

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