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伝統のころ柿 担い手育成へ講習会

伝統のころ柿 担い手育成へ講習会

JA能登わかば鹿西支店11月13日(金)、中能登町の特産である干し柿「後山ころ柿」の担い手育成として、今年度で3回目となる「高品質なころ柿の作り方」の講習会を約50名の参加のもと開催しました。

後山ころ柿生産組合の岡部秀男氏や岡部志津男氏、当JAの稲葉営農指導員が、ヘタの切り方、皮の剥き方、紐の結び方、柿の吊るし方、硫黄薫蒸、手もみの仕方を指導、計750個のころ柿を干しました。

(↑硫薫蒸黄のようす) 

後山ころ柿は、渋柿の「最勝」(さいしょう)の皮をむき、硫黄でいぶし、風に当てて干し、気温は10度以下、湿度60%程度の室内で寒風を当てながら10日間ほど乾燥させた後、さらに10日かけて手もみしてあめ色に仕上げます。12月に最盛期を迎え、お歳暮の贈答品として金沢市場を中心に出荷され、冬の高級デザートとして人気が高いです。

 伝統のころ柿作りを絶やさないよう、後継者を育成する目的で2013年より同JA鹿西支店宮田支店長の発案で講習会が始りました。宮田支店長は「今後の課題として新規生産者を募り、栽培放棄地の解消に繋げていきたい。今年度はできたものを販売にまでもって行き、伝統のころ柿作りを振興したい。」と話しました。