青年の主張
<第47回JA石川県青壮年部大会/平成15年度青年の主張大会優秀賞受賞>

青壮年部の出会いとこれからの農業

JA金沢市青壮年部

宮前 重雄


 こんにちは、JA金沢市青壮年部の宮前と申します。

 私が青壮年部の活動をさせて頂きまして、今年でちょうど10年目になるという筋目の良い日となりました。県委員の3年間、JA金沢市青壮年部の7年間と、これもひとえに各盟友の皆様一人一人の協力があったからだと思い、熱く心から感謝しています。それで今日、この会場で発表させて頂くことになりました。

 思い出すのは、私が初めてJA金沢市青壮年部の支部長会に出席した時のことです。なんとビックリした事が目に飛び込んできました。

 それは、27支部の支部長の錚々(そうそう)たる顔色でした。真っ黒な顔、白い顔、細い人、太った人、ちょっと女性みたいな人。これはまさしく各支部の代表者であることを象徴しています。思えば砂丘地域はスイカ・サツマイモ・ダイコンの産地で、砂丘であるがゆえ日に焼けて、顔は黒く、足は短い人がいた。(あまり関係ないかも)それからリンゴ・ナシ・ブドウの産地で、ブドウ畑では木の下の作業が多く周りを囲ってあるから日が当たらないため顔色が白いことに気が付きました。

 平坦地域はもちろんお米、それとレンコンなどの加賀野菜の産地であり、作業中は日に当たらないようないでたちでいるためか、顔色はそれほどではありません。(つまり美人が多いかな?)

 とにかく27支部もあれば、いろいろな面々が席についていました。

 さてここで、JA金沢市青壮年部の組織の内訳を説明致します。まず、四部門に構成されています。組織部、農政部、営農部、文化教養部です。簡単に各部の主な行事を紹介します。

第一に組織部は「JA懇談会(青壮年部、女性部合同)」で、JA金沢市の役員と非常に中身の濃い議論を重ねます。あと青壮年部と女性部合同の「研修会」もします。懇親会では誰が見ても素晴らしい余興があり最高です。(皆様も一回参加してはどうですか?)

 第二に農政部は今日の県青協の「実績発表大会」。あと「ふれあい農業体験」では地域の保育園児らとサツマイモの植え付けと掘り取りの他、小学生達との田植えや稲刈り体験などもあります。もうひとつは、声を大にして言いたいのは「手作り看板製作」です。昨年度はこの手作り看板コンクールで全国での最優秀賞を頂きました。素晴らしいことではありませんか。その絵を制作したスタッフの中になんと私もいたのです。ちなみに看板の題目は「この実り、あなたにとどける農の心」です。会場の皆様方も地元に帰って、看板製作に頑張って下さい。

 第三に営農部は5月から7月にかけての「花いっぱい運動」で、これは金沢市の依頼を受けて、種まきから水やり、苗の植付けまで行い、市内小中学校・幼稚園や地域団体に花の苗を配布しています。なおJA金沢中央も同時に行っています。花の名前はマリーゴールド、サルビアで2万5千本の苗となります。他に「ケヤキの育成管理」これは石川県が山間部の活性化や景観保全の一環として展開しているケヤキ百万本運動に賛同して行っています。これまで五年間、暑い炎天下で下草刈りをしてきました。

 最後に文化教養部。この部は多種多様にわたり一番行事が多い部門であり、「ソフトボール」「百万石まつり」「ボウリング大会」「県農林漁業まつり」「市農業まつり」その他に飛び入り行事があり、担当者は非常に御苦労な事と存じます。

 決算は平成十三年度まで1月から12月までとされていましたが、平成十四年度より4月から年を越して3月までと決算日が変更されました。

 初年度である昨年度は過密な行事スケジュールとなり、数ヶ月間はパニック状態であった事が思い浮かんできます。

 以上、組織の紹介は終わります。

次に、これからの農業について。

 2002年の石川県の盟友人数は全国4番目で3,895名であります。毎年この盟友の方々が減少しています。全国的に。

昨年の衆議院予算委員会において、ある議員の発言の中で、農業は将来全国各地で建設業者が農業に関して一貫して参入してくるのではないかと言っておられました。

昨年の9月9日には、石川県青協の県委員長ほか20名等々と農業問題にたずさわる事を金沢市内繁華街で、街宣車の上で一声上げてきました。

減反やら農業機械の大型化にともない、価格の高い事、それに若い人の農業離れ、一代、二代と続き、とうとう三代目にして田畑の売買する話を耳にする現在、なんとか農業をやめないで、ぜひ続けて行って欲しい。 先祖の残した大事な田畑を。

現在の社会状況もますます悪くなるばかりで、明るいきざしが一向に見えてきません。

そして、やがて食糧危機もやって来ると言われている中、農業に従事される方、農業離れどころではありません。農業にたずさわる人はもちろん、たずさわっていない若者達にもこれからの農業問題をもっと、もっと理解していただきたいと訴えてきました。

政府関係者はもっと、もっと負担のかからないように若い世代に教育や指導をして農業誘致を進めていって欲しいです。

そもそも農業の経験の少ない大臣が担当している事に、大きな間違いがあります。

農民をバカにしているとも受け取れます。

 江戸時代に士農工商と言われていて、武士の次に農民があり、工業、商業となっていた。農民は世間では2番目の地位があり、農民が年貢米を納めた量で、その城主の地位が確保されたと言われる。このように農業はかけがえのない地位にいた事を、現在の政府関係者は頭に入っているのかいないのか、完全に忘れています。お米は大事な商品でした。

 単組では、盟友による肥料配達の中止の話が出ていましたが、一方では親睦や行事が減少し、盟友が少なくなることにつながるため、肥料配達を継続するようになりました。

 輸入米みたいな製品は、どんな農薬を使い、どのような肥料を使用しているか皆様はご存知ですか?

 輸入米について今日(こんにち)、余り聞いた事はありません。

 ともあれ、自前で生産した米が一番おいしいのであります。まして無農薬が。

農から見て、政府の農業対策の対応や生産者の訴え、変りゆく農業について、どうしても政府の担当大臣ではなく、小泉総理になすり付ける様な話になりました。

 街宣車の上では。

 最後に、私がこの10年間に気付いた事を少々話したいと思います。

JA石川県青壮年部協議会に3年程役員としてたずさわっていましたが、青協の役員になった時、各皆さんはそれぞれ単組の役員もされていたと思います。

 農業には米作、果実、野菜、花、しいたけ、など各種が生産されています。出荷するまでには大変な手間と時間、重労働な日々が続きます。

 一昔と違い、生産品について機械化されたため、少しは仕事についても楽になったかなと感じます。

前にもうたっていますが、農業の大型機械のコストダウンも大事な事ではありませんか?

それから大事なのは嫁さん探しが大変な事だと思います。

若い人の農業離れにともないどうしても敬遠されがちな今日、後継者の育成も大事な一つです。

各単組の盟友の確保、盟友の団結、盟友の勧誘がこれからの課題だと思います。

ご清聴ありがとうございました。


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